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言えない言葉が必要な言葉だなんて。
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ねぇ泣かないで。
なんで泣いてるの?
俺、何かしたかなぁ。
ごめんね、ごめんね、おねがい、泣かないで。


「お前の、せいじゃないよ。」


にこり、と笑ってくれたけど。
ちがう、ちがうよ。
その笑顔は、いつもの笑顔じゃないんだ。
おねがい、笑って。
笑顔をみせて。いつもの。


「どうして、お前が泣くの。」


泣いてないよ、と言おうとしたけど
俺の口から出たのは嗚咽だけで。
目からは水滴が零れてて。
わらってよ、おねがい。ごめんなさい。なかないで。


「ほら、もう、泣かないの、ね?」


そう言って俺の涙を拭って頭を撫でてくれた人は
もう、泣いてはいなかったから。
だから俺ももう泣かないんだ。


「お前は泣く事も多いけど、泣き止むのも早いよね。」


そう言ってさっきまで悲しそうだった人は
いつもの笑顔を俺にみせてくれた。
ほら、やっぱり笑顔の方が格好良い。














今、俺の涙を拭ってくれた人は変わらぬ笑顔で、そして変わらず俺の憧れとして立っています。
そしてそれはこれからも変わらないでしょう!

未だにあの時の彼の涙の理由は分からないけれど、もういいんだ。
だって今の彼はとても格好良い!

でも、もしもまたあの時のような事が起こったら
次は泣かないで、俺の笑顔を分けてあげたいと、思います。

ねぇ、俺でもアナタの役に立ってるでしょう?


 

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可哀相な奴。
そんなすがるような目で俺を見て。
知ってるだろう?
俺は俺を大事にするんだ。
お前なんか知らねぇってこの一言で片付けることが出来る。

なのに。

なのにまだお前は俺を求めるのか。

馬鹿じゃねぇのって、正直思うよ。
ここまで俺の事を必要とするなんて、お前馬鹿じゃねぇの。

しつこいのは嫌いなんだよ。
俺が何をしようと関係無いだろう。

・・・・・あ、また。
またお前の目が俺を映す。
この瞬間が、嫌いだ。

お前が嫌いだ。
お前の目が嫌いだ。
お前の目なんか、なくなればいいのに。





(違う、本当はお前の目に映る俺が嫌いなんだ)







叫べ、走れ、飛べ!!


もう我を忘れて。
お前を知る者など此処にはいない。

お前は素晴らしき世界へ来たのだ!


記憶なんていらない!
ただ叫べ
ただ走れ
ただ飛べ!!


何を守るものがある?
要らないだろう?
君は素晴らしき世界の住人だから。

さぁ忘れろ。
何も要らないのだ。
此処には今のお前だけで十分。


ありのままを受け入れろ!
心のままに吐き出せ!


空へ羽ばたけ!飛べ!
そしてひとつだけ自分の願いを言うのだ。
叶うかは私には分からんがね。


さぁ行け!
叫べ!走れ!飛べ!!

 勘弁して下さい・・・。
俺の今の気持ちはそれだけ、だ。

何でこんな状況になったんだろう。
ああ、あの時俺がもっと考えて返答すれば・・・・
否、それでもこの状況になっていただろう。
そう、俺に決定権など最初から無いのだから。

そんな俺とは裏腹にアイツの顔は輝いているように見える。


どうにかしてこの状況を変えようと考えるが良い解決策は思いつかない。
神頼み、とかはしないタチだけれど。
神とか信じないタチだけれど。
今。この瞬間は神を信じようと思う。
いや、信じるほかないのだ。

そう思い目を瞑った瞬間。



「じゃあ次行こうか。」

「・・・・」

「・・・・行く、よね?」

「・・・・・行かせて頂きます。」



神様のばかやろー。


最初の話をしよう。


彼女は現実は見たくないと言った。

僕は夢を見たくないといった。

まぁ、そこから違っていたのだと思う。


現実を見たくない?それは、ただの現実逃避じゃないか。
逃避していても何も始まらないよ。
と僕が言うと彼女は心外だ、とでも言わんばかりに
現実逃避のどこがいけないの?と言った。

どこがいけないのって・・・逃げていてもどうしようもないじゃないか。
夢ばかり見ていても結局僕らが生きているのは現実なんだよ。
彼女は僕のその言葉を聞いてはぁ、と小さく溜息をついた。

アナタって、ほんと、カタブツよね。

彼女のその一言でいつも終わる。
カタブツ?じゃあ、夢ばかり見ている方がいいってのかい?

よくわからない。とぼそっと呟くと
貴方には一生わからないわ。と返された。

自分に無いものを求めたのだと思う。
僕も彼女も。


そして今僕と彼女はテーブルを挟んで話をしている。
一枚の紙切れをテーブルの上に置いて。

まだ記入されていないその紙切れには、これから彼女と僕の名前が書かれて、ハンコが押されて。

これから僕はまた彼女の口からこの言葉を聞くだろう。
アナタって、ほんと、カタブツよね。
そうしたら僕も言うんだ。
よくわからない。と。

いつまでも、彼女は僕には理解出来ない人間だった。
きっと、これからも。

貴方には一生わからないわ。
彼女の言葉は、かなり的確だと思った。



Link by RainDrop & Frank sozai
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